今日の患者様は50代の女性。
上の前歯6本はグラグラの状態で残っていて、左右の上の奥歯が全くない方でした。
まずCT撮影し、確認したところ、左右の奥歯の部分は上顎洞底骨までの距離が2mmほどしかありませんでした。
普通なら、前歯6本を抜歯して、左右の奥歯の位置にサイナスリフトを行い、
骨補填材を填入して、6カ月間待ちます。
その後、感染がなく、骨が出来ていればインプラントを埋入し、
骨とひっつくまで4カ月待ち、そこから型取りをします。
それまでの間(10か月ほど)、ずっと総入れ歯で過ごすことになります。
当院では、オペの当日に6本を抜歯。
採血してCGFを作製し、サイナスと同時にCGFを填入。
そこへ日本製AQBインプラントを10本植立。
その場で咬めるよう、仮歯をセットしました。
抜歯からインプラント、仮歯までが1日で終わるので総入れ歯期間ゼロです。
患者様が女性の場合、総入れ歯の期間はゼロがいいでしょうし。
適応可能な女性の患者様の場合、この方法を取ってあげるようにしています。
この患者様も4カ月ほどの経過観察期間を経て、型取りし
本物の冠はセラミック冠12本を装着する予定です。