今日の患者様は50代の女性で、左上6番7番が欠損の方でした。
事前にCTを確認すると、上顎洞底までの骨の幅が2mmしかないことが分かりました。
普通、一般的な歯科医院ならば骨造成(サイナスリフト)して、骨を填入し、6カ月待ち、骨が出来上がるのを確認してからインプラントを埋入。
その後、インプラントが骨にくっつき、固定されるのを4カ月待ってから型取りをしますので、被せ物をセットして完成するまで合計で1年近くかかります。
当院の場合、オペの当日に採血して、患者様の血液を遠心分離器にかけ、CGFを作製。
患部にインプラント埋入用の穴をドリリングした後、その穴にCGFを填入し、インプラントを埋入して縫合。
オペ終了後、4カ月ほど経過観察をし、型取りをしますので、被せ物のセット完了までの合計は、大体5カ月以内です。
今日の患者様も鎮静麻酔なしで、上記の手順のオペでAQBインプラント埋入を行いました。
特に問題もなく、無事に終了致しました。
あとは経過観察をしながら、型取りの日を待つのみです。