携帯に来たメールは一緒に受験したドクターからでした。
「今、2人一緒にいるんですが、東京駅周辺で夕食しませんか?」
僕は新橋にホテルを予約したのですが、2人のドクターは東京駅周辺のホテルに宿泊しています。
山手線で「新橋ー有楽町ー東京駅」の並びですから、試験会場の東京国際フォーラムがある有楽町には、どちらからも同じ1駅。
でも、東京駅周辺はビジネスホテルでもランクが上のホテルになり、料金が少し高いんです。
(僕の金銭感覚では泊まれないような豪華ホテルのイメージ)
新橋付近はサラリーマンの味方の街ですから、同じ1駅なのにお得感あるホテルが沢山あります。
東京駅まで2駅ですから、ホテルを出たら10分ほどで着きますが、焼き鳥屋で軽く食べてしまったので、「食事」というほどお腹が減ってる訳でもありません。
「僕は食べたので、食事が終わったらメールまた下さい」と返信。
(駅前の焼き鳥屋で2人のドクターを誘おうと思ってたことすら、すっかり忘れておりました)
しばらくホテルでTVを見ながら連絡待ちしていたのですが、2人のドクターから中々連絡がありません。
一人でTVを見る以外に時間の潰し方もなくボーっと待っていましたが、小腹も空いてきたので、サンルート新橋の2Fにある喫茶ルノアールに行きました。
一人寂しくアイスコーヒーとトーストで夜食を済ませ、部屋に戻りました。
結局、夜中に2人のドクターからメールがあり
「食事の後、2人でタイ式マッサージに行って連絡が遅くなりました。すみません」
ええっ?!
タイ式マッサージなんて僕は行ったことがないので一緒に行ってみたかったし、「2人だけでズルい!」というスネた気持ちもあったので、寝てたことにして返信しないことにしました。
が、「寝たことにして」ではなく、メールを見た直後、携帯を右手に持ったまま、本当にすぐ寝落ちていたのはご愛嬌ってことで(笑)
ーーー続く