9/1 根尖病巣(2症例目)

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2症例目の患者様は50代の男性。

この方も1症例目の方と同じく、他の歯科医院で根っこの治療をされていました。

上顎に残っている歯は2本のみ。

4か月ほど前に7本のインプラントを埋入してありましたので、前日に2次手術を終了してありました。

 

今日は既製のアバットメントを立てて、仮歯をセットする予定でした。

6本のアバットメントを立てて、7本目を立てたところ、インプラントがぐるぐる回ってしまいました。

1本だけオッセオインテグレーション(骨とインプラントとのくっつき)していなかったのです。

 

急きょインプラントを除去し、違う部位へ日本製マイティスアロー直径4mm長さ8mmを再埋入しました。

 

4か月前にCTで確認した時には大丈夫だと判断したのでインプラントを埋入したのですが、インプラントのオッセオインテグレーションの間、入れ歯を支えるために残しておいた歯の歯根部が、かなり大きな根尖病巣になっていました。

4か月前に見逃したとは考えにくいのですが、他の歯科医院で根っこの治療をされていた際、完全に治療が終了していなかったのか、それとも再発だったのか・・・。

どちらにしても、根尖病巣の部位にインプラントを埋入したための失敗となります。

 

患者様には理由を説明し、6本で土台を立てて仮歯を入れて、今日入れたインプラントのオッセオインテグレーションする4か月後に本印象を取り、最終的な歯をセットすることも納得して頂きました。

 

 

想定外のことで、こんなことになることもあります。

「失敗でした」で終わるのではなく、きちんと対処して、患者様に納得して頂けるよう、ちゃんと説明もさせて頂く。

そして、最後まで治療させて頂く。

それが僕のポリシーで、そういう治療することで「失敗」にならないように最大限の努力をさせて頂いております。

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