今日の患者様は50代の女性。
上顎の左上6番から右上6番まで欠損で、「総入れ歯にだけはしたくない」と仰ってインプラント治療を決められた方です。
事前に撮影したCTの画像から、シンプラントというインプラント術前シミュレーションソフトを使って、インプラント埋入のシュミレーションを行いました。
その結果を使って、サージガイドを発注しました。
サージガイドというのは歯科インプラント用ドリルガイドで、患者様の骨の上に固定してドリリングするものです。
これを使用すると、シュミレーションした部位に、設計した通りの直径と長さのインプラントを、事前の計算通りに埋入出来るという優れものです。
文字の説明では伝えきる自信がないので、詳しくお知りになりたい方は
シンプラントのHPをご覧下さい。
(上のリンクをクリックすると、リアルな模型のページが開きますのでご注意下さい)
発注していたサージガイドが到着していたので、まずはドルミカムとプロポフォールで静脈内鎮静をしました。
ドルミカムと比較すると、プロポフォールは短時間で覚醒するので、今日は導入をドルミカムで行い、プロポフォールをメインに使いました。
鎮静効果を確認し、歯肉を剥離して、患者様の骨の上にサージガイドを固定。
サージガイドに沿って丁寧にドリリングを行います。
次に、シュミレーションして設計した通りのアストラosseospeedTXを8本、均等に順次埋入。
(直径・長さはバラバラだったので、今回は割愛です)
仮歯をセットしてから、アネキセートで覚醒して頂きました。
オペ前は2時間を超えるかな?と心配していたのですが、予想より早く、オペ自体は1時間半程度で全て無事に終了致しました。