7/9 CGFを使ったソケットリフトのオペ

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今日の患者様は、右上奥歯4本欠損の60代女性。

右上の6番部は当院で4か月前に抜歯しました。

今日のオペは鎮静なしです。

 

オペ前にCTを確認すると、4番5番部の上顎洞までの距離は十分あり、特に問題はありませんでした。

6番7番部は1~2mmほどしか骨がなく、6番部は抜歯後4か月なので顎骨も軟らかくてインプラントの固定が難しそうな状態でした。

 

で、6番部の代わりに7番部へインプラントを埋入するために、7番部の骨の硬いところにソケットリフトを行いました。

 

オペの直前に患者様から採取した血液を遠心分離器にかけて生成したCGFを、ソケットリフトの部分に填入し、そこにインプラントを埋入しました。

一応、固定を確実にするため、スーパーボンドで3本とも固定し、オペは無事に終了しました。

 

ちなみに、上顎洞底までの距離が1~2mmという短い距離の人の場合は、一般的には抜歯時にサイナスリフトを行い、人工骨(Bioos)などを填入し、骨造成の安定するまで(6か月ほど)待ってからインプラントを埋入します。

インプラントの固定が安定するまで4か月待ってから冠(上部構造)をセットするので、トータル1年近くかかる訳です。

 

しかし、当院では抜歯後4か月程度で冠をセットするという、短期間オペを提供させて頂いております。

おかげさまで、と言っていいのかどうか分かりませんが、患者様(特に女性の患者様)からは「歯のない期間が短くて済む」「総入れ歯だと老けて見えるから嫌だったんです」と、感謝されることが増えました。

 

このやり方でアンチエイジングまで満足頂けるとは思ってなかったのですが、患者様に喜んで頂いてるようで、僕もうれしいです。

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