いつもよりちょっと難易度の高い症例だったので、是非ブログに書きたいと思っていましたが、診察などがバタバタして、2症例目を各時間が中々取れませんでした。
2症例目の患者様は、前歯が5本欠損している方でした。
手術時はドルミカムで鎮静し、抗生物質とリンデロンを併用。
右上1番部と左上1番3番部の合計3本にスウェーデン製ASTRA OsseoSpeed TXの直径3.5mm長さ12mmを埋入しました。
最後はアネキセートで覚醒して頂くという、いつもの流れでした。
ただ、この患者様は骨幅も骨の高さもない症例でした。
まず最初にインプラント3本を埋入し、その3本をそれぞれキャンプで使うテントの柱のような役割として使い、チタンメッシュのプレートで膜を貼り、その中にボーンタイト(HA)とセラソルブ(β-TCP)のミックスを填入しました。
このやり方で、骨幅と骨の高さの両方をボリュームアップさせる骨整形のテクニックも必要な、難しい症例でした。
チタンメッシュは6か月後にネジと共に外す予定です。
これから何年間にも渡る予後を診ていきたいと思います。