昨日、午後からオペをした患者様は、SimPlant®(シムプラント)でシュミレーションしてみると
歯茎から下歯槽神経までが約10mmでした。
ということは、10mmのインプラントだとギリギリになってしまうので
少し短いものを探し、長さ8.5mmのものを選択。
スェーデン製ノーベルバイオケアのブローネマルクシステム MkIII グルービーが
この患者様に一番合うと判断し、直径3.75mm長さ8.5mmに決め
右下に2本、埋入するオペとなりました。
ちなみに。
湯川歯科医院(堺インプラントセンター)では、常時10社程度のインプラントメーカーのものを
それぞれ直径や長さの違うタイプのインプラントを在庫しているので
「10mmしかないから、そぉ~っと打つか~」なんてことは絶対にありません。
常に患者様に一番合うものを選択出来る状態にしています。
昨日の患者様は予定通りのオペでしたが、中にはオペで患部を開いてみて
「えっ?!CT撮影の時と口腔内の状態が違ってる?!」と言う方もいらっしゃいます。
そんな時、予定通りのインプラントをそのまま埋入しても
生着しなかったり、骨が割れたりする可能性が高くなりますから
僕の経験と勘で、インプラントの種類や長さや直径をその場で変更することもあります。
もし、うちの医院の在庫数が少なければ、患者様には申し訳ない話になりますが
開いた患部を閉じるだけのオペになる可能性もあります。
が、当院の在庫数の多さのおかげで、すぐにスタッフが対応してくれます。
院内の在庫数を見て、スタッフに何度も
「これ、仕入れはタダじゃないんですよ!」と叱られ
ノーベルバイオケアのインプラントも1本15万円で提供していることも
「儲ける気、あるんですか?!」と言われます。
(一度、他の歯科医院のノーベルバイオケアの料金設定を検索してみてください)
それでも、患者様にとってベストなインプラントを提供したいと考えている僕です。
【追加の話】
インプラントの在庫数に関して、先日、理事長からのお叱りがありました(汗)
それでも、僕は患者様のために小さな反抗期状態を続けようと思っております。